こんにちは!
富山市の中川原にあるトレーニングジムでパーソナルトレーニング・富山市内のプールでパーソナルレッスンやグループレッスンを行っています『トライスポーツ』です。
今回は最近よくテレビで紹介される機会が増えてきた『暑熱馴化』についてお話したいと思います。
暑熱順化、暑熱順応などとも言われています。
『暑熱馴化』とは元々スポーツ選手が普段よりも気温の高い所での競技会に参加する際に、暑さ対策として行われているものです。
最も簡単な方法として、競技会の10日程前から現地に入る事で、現地の気温や湿度などの環境に適応する事ができると言われています。
その『暑熱馴化』がなぜ今テレビで取り上げられているのかというと、熱中症に繋がっているからです。
熱中症とは簡単にいうと体の体温調整機能が崩れる事で、体内に熱がこもった状態の事です。
近年、5月頃から熱中症患者が増えてきていますが、要因の一つとして『暑熱馴化』が不十分という事が挙げられています。
『暑熱馴化』とは簡単にいうと発汗を促す事です。
運動を行う事で汗をかく、又は半身浴で汗をかくなどの方法が挙げられます。馴化には概ね10日前後かかると言われています。
汗をかくと汗腺の働きが活発になり発汗量が増加しますが、塩分は再び再吸収される事で塩分喪失が抑制されます。そうすると汗は塩分が少なくサラサラになり、水分補給で体液バランス(塩分濃度)が整いやすくなる事で熱中症の予防に繋がると言われています。
わかりやすく説明すると『暑熱馴化』ができている人の汗は塩分が少なくサラサラしているという事です。
5月の気温も初夏並みの暑さの日もあり、無視することができません。草むしりや畑仕事など、外で作業される方は是非、熱中症に気をつけてお過ごしください!
そして今後さらに気温が高くなっていく季節に対応できるように皆さんも1日に30分程度の簡単な運動や半身浴などを行い、汗をかける体の準備をしておきましょう!